毎年4月になると新卒の新入社員が入社します。中途採用の企業であれば不定期に入社することもあるでしょう。こうした新たに入った社員に対して行われるのが歓迎会です。歓迎会にはどのような意味があるのか、答えられる方はどれほどいらっしゃるでしょうか。
今回は歓迎会の意味や目的、効果についてご紹介するとともに、歓迎会では何をすればいいかまで解説します。
歓迎会について解説!
歓迎会は文字通り、新入社員たちを歓迎する会ですが、単に歓迎するだけではありません。ここでは歓迎会の意味、目的、効果を解説します。
歓迎会の意味
歓迎会の意味としては、「私たちの職場に来てくれてありがとう」と感謝を伝えるとともに、「あなたは私たちの仲間です」という気持ちを伝える意味があります。歓迎にはウェルカムの意味があるので、ウェルカムの姿勢を表現するために会が設けられるのです。
歓迎会の目的
歓迎会はウェルカムを示す会ですが、最大の目的は新人の紹介と社員同士の交流です。会社によっては新入社員の入社初日に社員を集めて新人の紹介をしますが、それがないところだと、あれが新人なのかと思いながらも仕事をするような形になります。
歓迎会が行われればその紹介ができますし、新人はどのような人間なのか人となりを知ることができ、新たな交流が生まれるようになるのです。
歓迎会の効果
仕事場では怖そうに見える上司も、お酒を飲むとただの気さくなおじさんになるなど、歓迎会になると人となりが出やすくなります。すると、親近感が湧きやすく、関係性も近くなっていくため、仕事においても交流しやすく、助け合いの精神が生まれることも。
多くの人に知ってもらい、人となりを認識してもらうことでコミュニケーションがとりやすくなるのが歓迎会を行う大きな効果と言えます。
歓迎会で行われやすいものをご紹介!
歓迎会では単に居酒屋に集まって酒を飲む以外にも、若手社員が主催する余興を始め、様々なことを行います。ここでは歓迎会で行われやすいものをご紹介します。
ビンゴ大会
ビンゴ大会はとても盛り上がりやすい一方、会社からの福利厚生的なカラーも出せるのが特徴です。温泉旅行や商品券、家電、カタログギフトなど会社に商品を提供してもらうことで、盛り上がることができます。
余興・出し物だと若手社員の負担も大きく、大勢の前で恥をかかされる可能性もありますが、ビンゴ大会ではその心配がありません。
カラオケ大会
カラオケは手っ取り早く盛り上がるのに適しています。絶対に盛り上がる曲も多く、一体感を出せるという点でカラオケ大会はおすすめです。ジェネレーションギャップが生じやすいデメリットもありますが、その点はご愛敬。
意外な人がとても歌がうまくて見る目が変わるケースもあれば、あれだけ営業で結果を出す人が実は歌がヘタで逆に盛り上がるということもあります。
ユニークな会社プレゼン
歓迎会はウェルカムの気持ちを伝えるためにあるほか、うちの会社がどれだけ魅力的で、楽しく素晴らしい会社なのかをわかってもらいたいという気持ちを込めるケースも少なくありません。そんな時におすすめなのがユニークな会社プレゼンです。
就職説明会では無難なプレゼンになりがちですが、歓迎会の場では面白おかしくプレゼンを行い、笑いをとりながら新入社員に紹介することで親近感をより持ってもらえます。注意したいのが、あまりにもふざけたプレゼンだと上層部の人たちが怒り出す可能性もあります。そうならないために、事前に断りを入れておくことをおすすめします。
歓迎会はあくまでも主役は新入社員。そして、新入社員と既存の社員たちをうまくつなげて、新人が仕事に参加しやすくすることが歓迎会の大事な意義です。
まとめ
今回は歓迎会の意味や目的、効果についてご紹介しました。
歓迎会の主役だけでなく、参加する人たち皆が良い会だったと思ってもらえるような会にできるよう、しっかりとした準備が大事です。