忙しかった一年の最後の日、大晦日に食べるご飯はお決まりですか?
定番はやはり年越しそばですが、最近はメニューも豊富で何を食べるか迷ってしまいますよね。しかし実は、大晦日に食べてはいけないものもあるとご存じでしたか?
今年は家でゆっくりと、食べものに込められた様々な意味をかみしめながら年を越すのはいかがでしょうか。
大晦日のご飯は何を食べる?どんな意味があるの?
大晦日になると、自然とその年の出来事を一つ一つ思い出すいい機会になります。
そんな一年のシメに、世間では何を食べているのでしょうか?
調べたところ、定番の年越しそばから、まだ新年になっていないのに?と思うかもしれませんがおせちを食べる地域もあるようです。
普段はあまり意識していないかもしれませんが、実は大晦日に食べるご飯にはいろんな意味が込められています。今回は多く食べられている定番メニューから、その込められた意味をご紹介していきます。
年越しそば
大晦日の定番と言えば、やはり年越しそば。
地域によってお出汁や上に乗せるものに違いはありますが、多くの方が召し上がっているようです。
実はおよそ400年以上も昔の江戸時代から続く習慣で、切れやすい蕎麦の麺をその年の厄に見立てて、よくないものを断ち切るという意味で食べられてきました。
麺ならうどんでもいいのでは?と思っていた方は、今年は厄を切る意味も込めてお蕎麦をおすすめします。
お寿司
お蕎麦の次に多く食べられているのはお寿司です。
握り寿司や手巻き寿司、ちらし寿司の場合もありますが、お魚だけではなく卵焼きや納豆など、種類が豊富なのでアレルギーを気にせず家族みんなが楽しく食べられます。
こちらは年越しそばのようなちゃんとした理由はありませんが、比較的お母さんの料理の負担が少ないので購入される方が多いようです。
世のお母さん方は次の日から大忙しなので、一年の最後の日は少しでも楽をさせてあげたいですね。
いつも通りのご飯
大晦日のご飯で意外に多かったのが、特別なものを食べずにいつも通りという方々です。
特に手の込んだ食事はせず、オードブルを頼んだり、自分の好きなものを食べてその年を終えるという考えの方も多いようです。
鍋
こちらはお寿司と同じで、比較的準備が簡単なのでよく食べられているようです。
一口にお鍋料理と言っても、水炊きやおでん、お歳暮で頂いたカニが入った豪華なお鍋など様々です。
思い出話をしながら家族でお鍋を囲む様子はとても微笑ましいですね。
美味しいお野菜をたくさん食べて、ホカホカした状態でいい初夢が見られそうです。
おせち
大晦日におせち?と思われるかもしれませんが、実は北海道や東北などの地方では食べられています。
「御節料理は元来は大晦日から元旦にかけての年越しにおいて食べるものであったとされる。北海道・東北など一部の地方では、歳迎えの儀として大晦日に食べる風習が残っている」
引用元:Wikipedia(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%A1%E7%AF%80%E6%96%99%E7%90%86)
このように東北地方などでは翌年の年神様を迎えるために、おせちを食べる習慣が残っているのですね。三が日の分まで食べてしまわないように、食べすぎには注意です。
大晦日に食べてはいけないものがある!
大晦日に好きなものを食べる方も多いようですが、実は食べてはいけないものもあります。
それは四足歩行の動物のお肉です。大晦日におせちを食べる地方もあるとご紹介しましたが、おせちは元々は神様へのお供え物です。神様に生き物を殺めた料理をお供えするのはよくないので、そこから大晦日にも食べてはいけないと言われています。
好きなものを食べたかったのに、という方は大晦日の前に食べてしまえば大丈夫だと思いますので、ご安心ください。
まとめ
大晦日は家族で過ごす方も多いと思いますが、今年は何を食べるのか、どんな意味があるのかを頭に入れて食べると、気持ちよくその年を終えることが出来そうです。
また年越しそばだけではなく、お寿司屋お鍋などの手のかからないメニューも食べられているようなので、思い切って宅配弁当などを注文するなど、この日は少しだけ楽をしてもいいと思います。
いつも美味しいご飯を作ってくれるご家族に感謝をしながら、良い年を迎える準備をしましょう。