レセプションは、さまざまな場所で目や耳にする言葉ですが、意味を知らずに使用していることも多いものです。
ビジネスシーンでもよく開催されるレセプションパーティーも、どのような催し物なのでしょうか？
そこで今回は、レセプションの意味やレセプションパーティーのマナーなどをくわしく解説します。
レセプションとは？
レセプションという言葉はよく聞きますが、よく理解せず使っている人も多いです。
まずは、レセプションの語源や日本での使われ方を見ていきましょう。
レセプションとは直訳すると「受け取る」
レセプションの語源は、取り戻す、受け取るなどを意味するラテン語の「recipere」。
直訳すると、歓迎会や接待、ホテルや会社などの受付、受け取る・受領・受理などがあります。
日本ではレセプション＝パーティーというイメージが強い
日本では、レセプションはパーティーのイメージが強く、歓迎会や宴会、結婚披露宴を意味することも。お店や施設などの新装オープンパーティーも、オープニングレセプションと呼ばれています。
他にもホテルや会社、会合・美容院・レストランなどの受付、そして受付業務そのものをレセプションと呼ぶことも。
「ホテルはフロントでは？」と思った方もいるかもしれませんが、実はこれは和製英語なのです。
レセプションパーティーとは？
レセプションパーティーとは、お客様を招待して開催される、社交や交流の場です。
創立記念や新商品のお披露目、ファッションショーなどもレセプションパーティーと呼ばれることもあります。
ビジネスシーンでは、主に情報発信が目的。より多くのお客様に自社の新商品などを紹介し、交流を深めることで、ビジネスチャンスを広げる目的で行われています。
レセプションパーティーのマナーは？
レセプションパーティーの開催が決まったら、さっそく準備開始。
パーティーを開催するまでの流れやマナーを確認しておきましょう。
日時と会場を決めて招待状を送付
レセプションパーティーの開催が決まったら、まずは日時と会場を決めて、招待状を送付します。
招待状は、レセプションパーティー開催についての挨拶や概要から始まり、日時・場所・連絡先を記載するのが一般的です。
連絡先は、会社の代表番号だけではなく、当日もスムーズに連絡が取れるよう、緊急連絡先を記載しておくといいでしょう。
レセプションパーティーの服装はフォーマルが基本
レセプションパーティーの服装は、フォーマルが基本です。
ドレスコードの指定がない限り、スーツが望ましいです。
女性はワンピースでもOKですが、丈が短すぎるスカートなど露出は控え、アクセサリーなども華美になりすぎないように気をつけてくださいね。
レセプションパーティーの食事選びのポイント
レセプションパーティーでは食事にも気遣いが欠かせません。
食事選びのポイントや手土産選びのコツなどをご紹介します。
料理やドリンクは最後まで切らさない
一般的なパーティーであれば、終盤にはもう料理やドリンクがほとんどないことも許されますが、レセプションパーティーでは遅刻してきたからといって、お客様をおもてなししないわけにはいきません。
パーティー終了の30分前までは、料理やドリンクを切らさないことがいいといわれています。
キッチンがない場合はケータリングサービスがおすすめ
レストランやホテルなどキッチンと料理人がいる会場では、料理やドリンクが足りないときは、比較的すぐに用意が叶います。
しかし、調理が行えない会場では、簡単に手配することが難しいですよね。
キッチンがない会場でレセプションパーティーを行うときは、ケータリングサービスがおすすめ。
ケータリングサービスであれば料理だけではなく、会場選びや会場の装飾も相談できるのもメリットといえます。
レセプションパーティーでは手土産も忘れずに
レセプションパーティーでは、手土産を用意しましょう。手ぶらでお客様を帰らせるのはよくありません。
ただお渡しするのではなく、これから広めていきたい自社の新商品や会社のノベルティなど、今後につなげることができる手土産がおすすめです。
まとめ
ビジネスシーンでの開催が多いレセプションパーティーは、さまざまなことに気をつかうものです。
開催の企画や運営を任されたときは、社員同士協力をしながら、しっかりと準備を行いましょう。
困ったときはケータリングサービスを利用するのもありです。
手土産は、自社のビジネスチャンスにつながるようなものを選んでみてくださいね。