職場などでは、定期的に懇親会と呼ばれる食事会が開催されることがあります。そもそも懇親会とはどのような目的で行われるものなのでしょうか?
幹事ではなく招待される立場であっても、懇親会の意味を知っておきたいところです。
そこで今回は、懇親会が行われる目的や親睦会との違い、参加するときのマナーなどについてくわしく解説します。
懇親会とは?何のために行われるの?
懇親会は、ただ人と食事を楽しむわけではなく、目的があります。
時間を無駄にしないためにも、どのような目的で行われるのか理解しておきましょう。
交流を深めるために
懇親会の目的の一つとして、参加者同士の交流を深めるという意味があります。
職場などでは、新入社員や異動してきた人と打ち解けることを目的に行われることが多いです。
仕事中は、コミュニケーションを取ろうとしても、プライベートな話は控えなくてはいけないため、このような交流の場を設ける必要があります。
楽しい時間を共有することで、良好な関係を築くことができ、仕事もスムーズ進めることができるでしょう。
情報交換の場として
参加者同士の交流を深めることも大切ですが、懇親会は情報交換の場としても重要な役割を担っています。
部署での課題を共有しあうことで、問題解決につながることも。
日頃プライベートな付き合いが少ない社員同士では、貴重な情報を得られるチャンスです。
懇親会の服装やマナーを知っておこう
懇親会に参加するときの服装は、堅苦しく考える必要はありません。
職場では、仕事帰りに行くことが多いため、男性はスーツになるでしょう。
女性は目上の人が多い場合は、スーツやジャケットの着用がベスト。同僚など、フランクな会であれば、少しカジュアルな服装でもOKです。
服装のマナーの他に、懇親会ではお酒は飲みすぎない、会話を楽しむ努力をするのが基本です。
スマートフォンを見てばかりいて会話に参加しないなど、場の雰囲気を悪くするのはよくありません。
懇親会のお酒や料理の種類は、とくに決まりはありませんが、参加者の苦手な食べ物などはリサーチしてからお店を決めましょう。
懇親会と親睦会の違いは?
懇親会と同じような意味で使われることが多い「親睦会」。
懇親会と親睦会の違いはなんなのでしょうか?
懇親会より親睦会の方がカジュアル
懇親会も親睦会も交流を深める意味があります。
しかし、親睦会の方がややカジュアルといえるでしょう。
懇親会は仕事の話がメインですが、親睦会ではプライベートな話も多くフランクです。
そのため、懇親会は上司や他社の人もいることが多いですが、親睦会は同期や先輩・後輩社員など年齢が近い人が集まる傾向があります。
懇談会は懇親会よりもフォーマル
懇親会や親睦会の他に「懇談会」もありますが、こちらは比較的フォーマル。
すでにテーマが決められているので、会話の自由度が低めです。
懇談会は、参加者の課題や疑問の解決を目的とする会といえるでしょう。
懇親会を盛り上げるにはお楽しみの時間も必要
お酒やおいしい料理だけでも盛り上がれる懇親会ですが、初対面の人がいる、人見知りの人が多いといった理由で会話が続かないこともあります。
そんなときには、ちょっとしたゲームなどを企画しておくといいでしょう。
定番のビンゴやクイズ大会でもいいですが、伝言ゲームやしりとりなどとくに準備をしなくても簡単にできるものもあります。
景品があればさらに盛り上がりますね。
まとめ
懇親会は交流を深めるだけではなく、貴重な情報交換の場でもあります。
会社の懇親会は上司などもいるため、苦手だと断ってしまう人もいるかもしれません。
緊張するかもしれませんが、職場環境が良好になるチャンスでもあるため、たまには参加してみてはいかがでしょうか。
懇親会は基本的に服装やマナーなどに堅苦しい決まりはないので、気軽に参加してみてくださいね。